院内集会

「強制動員問題の解決を! 韓国原告の家族・遺族の声を聞くつどい」

 昨年12月から本年1月にかけて、韓国大法院は9件の強制動員訴訟の判決を出しました。いずれも被害者の請求を認め、被告日本企業4社(日本製鉄、三菱重工、不二越、日立造船)に賠償を命じました。原告勝訴確定判決は12件となりました。また、請求権の時効の起算点を2018年10月30日とするとの判断が示されました。これにより2018年の判決後に提訴(約60件、原告数は230名余)した裁判が時効で退けられることはなくなりました。

 

 これに対し日本政府は「問題は請求権協定で解決済み」、「韓国政府が『解決策』に基づき処理するものと考えている」とし、未だに判決を認めようとしません。被告企業も判決を履行していません。なお、日立造船については二審の賠償命令判決での強制執行を回避するために納めた供託金が原告に渡されました。原告は被告企業から賠償金にあたるものを受け取ったことになり、「日韓請求権協定で解決済み」論には穴が開いたのです。

 

 韓国政府の「解決策」(財団による第三者弁済)については、それを拒否し、あくまで被告企業の謝罪と賠償を求める原告がいます。原告にその受け取りを強要することはできないのです。判決をなかったことにはできません。

 

 日本国内では、韓国政府の「解決策」で強制動員問題は終わったという認識が広められています。しかし問題は終わってもいなければ、解決もしていません。当事者である日本企業、そして日本政府が動かない限り、問題は解決しないのです。

 

 3月25日、韓国から「解決策」を拒否する原告の家族・遺族及び原告代理人(弁護士)、支援者が来日し、被告企業、日本政府への申入れを行います。また、院内集会を開催し、強制動員問題の解決を日本の国会議員、メディア、市民に訴えます。

 

 ぜひこの院内集会にご参加ください。来日する被害者の家族・遺族の声を聞いてください。よろしくお願いいたします。

 記

 開催日時:3月25日(月) 午後4時~6時 (開場:午後3時半)

 開催場所:衆議院第二議員会館多目的会議室

 集会開催形態:会場参加(120名まで)+Zoomウェビナー参加(500名まで)

 参加申込-下記URLまで

      https://forms.gle/W4HLhxCVevR96jL3A

集会プログラム

  ・開会

  ・来日された原告の家族・遺族、弁護士、支援者の紹介

  ・原告の家族・遺族の訴え

    李春植(イ・チュンシク)さん(日本製鉄訴訟原告)の長女・李杲賱(イ・ゴウン)さん

    故・鄭昌喜(チョン・チャンヒ)さん(三菱広島訴訟原告)の長男・鄭鐘建さん(チョン・ジョンゴン)さん

    梁錦徳(ヤン・グㇺドク)さん(名古屋三菱訴訟原告)の三男・朴相雲(パク・サンウン)さん

  ・国会議員のご挨拶

  ・特別報告「韓国における強制動員訴訟の現状」 報告者:林宰成さん(弁護士)  

  ・対企業要請の結果報告-各訴訟の支援団体

  ・外務省要請の結果報告-強制動員問題解決と過去清算のための共同行動事務局

  ・質疑応答(メディア関係者など)

  ・まとめ-閉会

 参加費:無料  ただし、賛同金(11,000円)へのご協力をお願いいたします。

     〔振込先〕郵便振替口座 名義:過去清算共同行動

                 番号:00210-5-142184

 主催:強制動員問題解決と過去清算のための共同行動(https://181030.jimdofree.com/


ダウンロード
20240325チラシver4.pdf
PDFファイル 2.5 MB