2021/12/18のオンラインイベントは終了いたしました。

報告はコチラから。「金景錫・日本鋼管強制連行裁判の意義」


2021.12.18オンラインイベント

≪金景錫・日本鋼管強制連行訴訟から30年≫

たった一人で始めた裁判が切りひらいた地平

 今年はダーバン宣言から20年です。ダーバン宣言は、植民地主義を「どこであれ、いつであれ、非難され、その再発は防止されねばならない」(パラ14)と宣言しました。世界は、植民地主義を清算する時代に入ったのです。

 

 ただ、日本はダーバン宣言より10年前の1991年、韓国の被害者から日本の侵略戦争と植民地支配を告発され、その清算を求められていました。一人は金学順(キムハクスン)さん、そしてもう一人が金景錫(キムギョンソク)さん。同年8月14日、金学順さんは「自分は日本軍『慰安婦』だった」と告白され、次いで9月30日、金景錫さんが代理人も付けず、日本鋼管を被告として自分で書いた訴状を東京地裁に提出しました。日本における強制連行訴訟はここから始まったのです。

 

 今年は、この金景錫訴訟から30周年です。金景錫さんが一人で始めた強制連行訴訟は、日韓の市民、労働者、研究者等の連帯をつくりだし、運動の輪を広げました。そして、その闘いはついに2018年10月30日、11月29日の韓国大法院判決をうみ出したのです。

 

 強制連行訴訟30年を迎える中で、もう一度、この裁判を始めた金景錫さんの闘い、その足跡などを振り返り、その闘いの意義を再確認する必要があります。それは、2018年10月30日に原告の請求を認める大法院判決が出されながら、なお解決にいたっていない強制連行訴訟の課題と展望を整理する上でも重要です。このような趣旨で12月18日に標記の集会を企画しました。ご参加をお願いいたします。

開催概要

日時:2021年12月18日(土)午後2時~4時半   

開催形態:オンライン開催

参加費:無料

※カンパ歓迎 ゆうちょ銀行振替口座 

加入者名: 過去清算共同行動 

記号番号: 00210-5-142184  

 参加申込みは下記URLへ

https://forms.gle/SMN1G6i88XXwKhG5A

集会前日にURL等お知らせします

 

問合せe-mail:181030jk@gmail.comまで

ダウンロード
211218強制連行訴訟30周年記念集会チラシ
211218強制連行訴訟30周年記念集会チラシ.pdf
PDFファイル 271.1 KB

集会プログラム

講演:金景錫さんの日本鋼管訴訟とその今日的意義

講師:梓澤和幸さん(日本鋼管訴訟主任弁護士)

遺族からのメッセージ:

 洪英淑さん(お連れ合い)

 金景錫さん

-そのたたかい、生涯をふりかえる

 ・持橋多聞さん(全造船日本鋼管分会)

 ・山本直好さん(日本製鉄元徴用工裁判を支援する会)

 ・李熙子さん(太平洋戦争被害者補償推進協議会)

 

まとめ-強制動員訴訟の現状と今後の課題


主催:強制動員問題解決と過去清算のための共同行動/全造船関東地協労働組合