院内集会（会場orオンライン参加OK／要申込）

韓国大統領選の結果と日韓関係のゆくえ

ー強制動員問題解決の道をさぐる

　３月９日に行われた韓国大統領選挙で、野党「国民の力」の尹錫悦（ユン・ソギョル）候補が勝利しました。これにより韓国では５年ぶりに政権が交代することになります。

　ただ、選挙戦はまれに見る大接戦で、与野党の候補の得票差は、率にして0.73％、票で24万７千票に過ぎませんでした。尹錫悦次期大統領は先ず「国民統合」に力を注がざるを得ないと思われます。

　しかし、険悪化した日韓関係を立てなおしていくことも次期政権の大きな課題です。日韓間で懸案となっている過去の植民地支配に由来する課題をどう解決していくか、が問われます。尹次期大統領は選挙戦では、歴史問題、対韓輸出規制強化などの諸懸案は「グランドバーゲン（一括妥結）」で打開する、と言っていました。これに日本側はどう対応するのでしょう？

　大統領選後に日韓の関係は変わっていくことは必至です。では、どう変えていくか、そのことが日韓の政府、市民にともに問われています。その中で、過去の強制動員問題はどう解決されるべきか、被害者の権利回復はどう図られるべきか。

　３月22日、標記の集会を開催し、このことを考えていきます。皆さまのご参加をお願い申し上げます。

（2022/3/10 20:30更新）

《報告内容》

韓国大統領選の結果と今後の日韓関係の見通し（仮）

報告者：李泳采（イ・ヨンチェ）さん （恵泉女学園大学教授）

強制動員問題の解決に向けて－過去の和解解決事例を手がかりに（仮）

報告者：内田 雅敏さん （弁護士）